ローン審査が通らないのですがどのような理由が考えられますか

先日銀行の自動車ローンの申込みをしたのですが、落とされてしまいました。4年前は通っていたので今回も問題はないと考えていたのですが駄目でした。どういった点が問題だったのか全く心当たりが有りません。4年の間に何か問題になるような事も有りませんでしたし、その間カードローンの審査も問題なく通過しました。そこで理由を考えるために、ローンの審査に通らない理由にはどのようなものが考えられるのか教えていただけますか。

カードローンの利用も問題視されることが有ります

住宅ローンほどではありませんが、自動車ローンも個人のローンの中ではそれなりに金額の大きなローンと言えます。したがって審査もカードローンなどに比べると慎重に行われます。しかも最近では自動車ローンの審査は厳しくなる方向にあり、4年前に借りられたからと言って今度も借りられる保証など何処にもないのです。カードローンで問題が無かったと言っていますが、そのカードローンの利用が影響している可能性も考えられます。

まず自動車ローンもローンの一種ですから金融機関の審査では返済できるかどうかという点が審査されます。この点ではカードローンの審査でも同じです。最も基本になるのは安定した収入が有るかという事になります。特に返済は年単位になるためカードローンなどよりも厳しく収入の安定性が問われることになります。安定収入が有ると言うことになると、次に月々返済していけるかどうか一定以上の収入が有るかどうかがチェックされます。

このチェックでOKが出れば返済はして行けると判断されますから、あとは過去にローンの返済などで問題が無ければ審査は通るのですが、実は一定以上の収入が有ってもそこから差し引かれるものが有ります。これが要するに他のローンの返済です。自動車ローンの返済の上にカードローンの返済が乗っかってしまうと、一定以上の収入のはずが、一転して収入が足りないと判断されてしまい、審査が通らなくなってしまう訳です。

このため自動車ローンなどの比較的金額の大きなローンの利用を考えている場合、その前に安易にカードローンなどを契約してしまうと、大きなローンの方が借りられなくなると言う事もあるのです。ですからカードローンを利用する場合には先々のことを良く考えてから申込みを行うようにしなければなりません。また自動車ローンを申込む際には事前にカードローンを解約しておいた方が無難ですので、すぐに借り入れ分を随時返済を利用して返済し解約しておきましょう。

自動車ローンの場合、銀行の他にも販売店の提携ローンなどが有るため、銀行に断られたらそちらの利用を考えてみてください。ただし、そちらも駄目ということになると、自分の信用力では借りられないと判断してください。そういう場合には自分よりも信用力のある人に保証人になってもらえれば借入することが出来る場合も有ります。例えば大学生などは父親に保証人になってもらえば学生であっても審査に通るという可能性も有ります。

ローン審査が通らない人には共通点があります

カードローン、キャッシングなどを利用したいのに、ローン審査が通らないのは困りますね。申し込みをするからには審査に落ちずに一発で通りたいものです。しかし通らなかった人もいます。審査に通らない人には実は共通点がありました。1つ目の共通点は借り入れ件数が多いことです。消費者金融や銀行などの金融機関は、事情、競争がありますので、借り入れ件数の上限があります。その上限を超えると審査に通らないのです。この上限の件数はそれぞれの金融機関によって違いがあり、銀行系は3社まで、消費者金融は5社までとなっていることもありますので、借り入れが複数ある人は、どこに申し込むのかよく考える必要があります。しかし借り入れ件数が多い人は、それだけで審査に通りにくいので注意しましょう。

2つ目の共通点は、申し込み時の不備です。電話番号の記入ミス、勤務先の連絡先の記入ミスなどで、本人確認を取ることができなかったために審査落ちすることがあります。申し込みをする際は記載ミスが内容に注意しましょう。こちらは故意にミスをしたわけではなくても、先方からすれば虚偽とみなされることもあります。

共通点の3つ目はブラックリストに掲載されているという点です。過去に金融事故を起こしている、債務整理を行っている、口座の残高不足、延滞が3ヶ月以上続いているなどするとブラックリストという個人信用情報機関に掲載されることとなります。5年から10年でその情報は抹消されますが、記載されている間は審査に通りません。

4つ目の共通点は勤続年数です。勤続年数が短いために審査を通過しないことがあります。会社員なら1年以上、自営業の人は3年以上が基本ですので、この基準を満たしていない場合は審査に通りません。勤続年数が長ければ問題はありません。そして最後に、申し込みブラックという状態もあります。短期間に複数の会社に申し込みをすると、この人は短期間で複数に申し込みをしているので、よほどお金がない人だと判断され、返済不能とみなされるのです。短期間の複数申し込みは避けましょう。

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